こんにちは!
本日は、家庭や学校の給食で「食べ物の好き嫌いが多い、食べるのに時間かかる」という子供たちの姿について考えてみましょう🤔
嫌いなものがあると、給食の時間が終わるころになっても食べ終えることができず食べこぼしや食べ遊びが見られます💦
実は、食事のつまづきにも「感覚」が関係しているということは、ご存知でしたでしょうか⁉️
例えば、野菜嫌いでご飯と肉ばかり食べる、嫌いなものが少し入っているだけで、まったく口をつけないなど、偏食が目立つ子がいます。一方で、気に入ったものばかり繰り返し食べる傾向も見られます。
また、食べるのにとても時間がかかる子もいます。そしゃくに時間がかかり、いつまでも飲み込まないで口を動かしています。「全部食べるまで席を離れてはいけない」などのルールがあると昼休みや掃除の時間までくいこんでしまうことかあります。
食器やスプーン、はしなど食具の扱いが苦手で、食べ散らかしが多く、服や机を汚してしまうという子もいます。なかには、これらの特徴がいくつも当てはまる子もいます🤔
どのような原因、「感覚のつまづき」が考えられるのでしょうか😨
■ 「触覚」が敏感で食感に馴染めない
好き嫌いの多い子の中には、味の違いに敏感な子がいます。いつもと同じだと安心するのでが、味付けが違うことだけでなく、舌触りや歯触りなどの食感に馴染めずに、食べ物を拒否してしまう子もいます。😲
これは、口の中の「触覚」が敏感なことが原因だそうです。ヌルッとしたもの、ベタベタしたもの、かたくて、なかなかかみきれないもの、グニャグニャしたものなど、それぞれに苦手な感触があります。無理に口に入れてもすぐ吐きだしてしまい、抵抗感が高まってしまうことがあります。まずは少しずつ時間をかけて、受け入れられる範囲を広げるようにし、触覚の敏感さをやわらげていくことが大切です。
■ 食べる機能が育っていない
「固有感覚」が未発達だと、口のなかで食べ物をかんで細かくしたり、細かくしたものを舌でまとめたり、飲みこんだり、ということがうまくできないことがあります。繊維質の多い野菜をいつまでものみこめず口のなかにため込んでしまう姿などは、触覚や固有感覚のつまづきが背景にあるかもしれません。🤔
また、手指の動きをコントロールするのが苦手で食器をうまく使えずに食べこぼしてしまう子や、姿勢を保つのが苦手で食事になかなか集中できない子もいます。「目と手の協調運動」が上手く機能できていません。
「固有感覚」とは、
「前庭感覚」とは、
五感である「触覚」とはどのような感覚機能でしょうか🤔 この感覚に苦手があると「食事」以外にもさまざまなところで、つまづきを生じてしまいます。触覚について詳しくみてみましょう😌
皮膚全体にセンサーを張り巡らせる触覚は、触れたものを識別するだけでなく、危険を察知するなど本能的な情動のスイッチにもなります。
■ 触覚につまづきがあると具体的にどのような症状がでてしまうのでしょうか?
◎ 触覚が鈍感な子の特徴
①何かにぶつかったり、ケガをしても痛がらず平気でいる
②うでに歯形をつけるほど強く噛むなど、自傷的な行動をする
③つめや鉛筆をかむ
④手に触れたものをすぐ口にする
⑤食べたものをよく噛まずに飲み込む
⑥他人との程よい距離感をつかめず、近すぎる
◎触覚が敏感な子の特徴
①自分から人を触ることはできるのに、人に触られるといやがる
②頭をなでられたり、手足を触られたりするとビクッとする
③帽子やマスク、靴下を嫌がる
④爪切りや髪を切られるのが苦手
⑤服の素材やえりの具合いなど、衣服への違和感が強く、服装へのこだわりが強い
このような特徴があげられます。😨
つまづきを軽減するには、「触覚」を使った経験を丁寧に積み上げ、識別系の働きを活性化していくことが大切ですね😌
■ 触覚の感覚を伸ばしていく遊びの中のトレーニング
※さあ自宅で遊びながらトレーニング❗️「参考/感覚統合あそび・川上康則」
いくつかピックアップして紹介します。自分で楽しく親子で一緒に感覚機能トレーニング👀
触覚の感覚機能をのばすためのトレーニング(遊び)は、前回の過去記事を確認してください。本日は、前回の記事で紹介できなかった遊びの方法などをピックアップしました。
発達のつまづき原因を考える🤔五感以外の重要感覚「固有感覚」とは⁉️US-VTビジョントレーニング - TARAchangのブログ
発達のつまづき原因を考える🤔五感以外の重要感覚「前庭感覚」とは⁉️US-VTビジョントレーニング - TARAchangのブログ
⑴ 【触覚機能】改善遊び1・・・絵の具ペタペタ
⑵【触覚機能】改善遊び2・・・バケツで砂遊び
⑶【触覚機能】改善遊び3・・・背中クイズ
⑷【触覚機能】改善遊び4・・・ねんどであそぼう
⑸【触覚機能】改善遊び5・・・押し当て遊び
【まとめ】
触覚が、過反応(敏感)であるために、牛乳にあるわずかな粘性が苦手で、牛乳を飲むという行為そのものを拒否するようになってしまった子やストローの感触が苦手、紙パックの臭いが苦手という子もいるそうです。
給食の時間「食べる、牛乳を飲む」について3つの感覚を上手く使って食べていますが、子供を理解するためには、まず、自覚せずに使っている3つの感覚「触覚」「前庭感覚」「固有感覚」について詳しく知る必要があります。そのうえで子どもの姿を観察するとつまづきの背景が見えてくるでしょう😌(前庭感覚・固有感覚は過去記事をどうぞ)
このブログの参考『単行本』です。感覚統合のため、遊びの中から3つの感覚を伸ばします。わかりやすくまとめられています。😌
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